なぜ開けにくいコルク栓を使っているの? | |
月 子:ん〜もう! 八兵衛:どないしたんや? 月 子:もうもうもう! 八兵衛:そやからどないしたんや! 月 子:あ〜、なんでこんなに頑固なの! 八兵衛:な、なんや急に、頑固で悪かったな! 月 子:違うわよ、このコルク硬くて抜けないの! 八兵衛:なんや、ワインが開かへんのか!たぶん月ちゃんに飲まれるの嫌なんやろ。 月 子:ムムム〜、ぽ〜ん!あ、開いた..... 八兵衛:ついに観念したか! 月 子:はあはあ...何でこんな開けにくいコルクの栓を使ってるの! 八兵衛:お〜怖.... シム博士:月子ちゃん、すごい勢いじゃの! 月 子:ねえ博士、なぜ? シム博士:それは、ワインの性質による物なのじゃ。 月 子:それだったら、スクリューキャップや王冠でも空気は入らないじゃない! シム博士:一時的にはそれで十分じゃ、しかし数十年ワインと栓が触れておればどうなる? 月 子:.... シム博士:ワインの特徴として、空気を遮断し長く熟成させると風味が向上する事が上げられる。 しかし、ワインのコルク栓になるためには長い長い年月を必要とするのじゃ。 そのコルクを採るためにはまず、樹齢20年以上のコルク樫を選び樹皮を剥がしてしまう、この剥がしたコルクの層は約10年で再生するが、1回目2回目は栓に使えない「くずコルク」しか出来ない、3回目の40年目ではじめてコルク栓に出来るコルクがとれるのじゃ! 月 子:なんか、コルク栓のこと見直しちゃった、開けにくいコルクはその分だけしっかりワインを守っているってことなのね! 八兵衛:最近よくお店で見かけるスクリューキャップのワインあるやろ。 月 子:でも私、コルク栓のワインの方が好きだも〜ん! |
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